放送当時の日本社会では、リカを支持する「リカ派」と、おしとやかな「さとみ派」に分かれ、激しい論争が巻き起こりました。当時の女性視聴者からは「カンチの煮え切らなさに憤慨する」「リカの強さと切なさに涙が止まらない」という共感が集まる一方、一部からは「押しの強すぎるリカは重い」「さとみのしたたかさがリアルで怖い」といった賛否両論の反応が渦巻いていました。
動画配信サービスが定着した現代、本作を初めて視聴したZ世代を中心とする令和のネットコミュニティでは、評価の質が大きく変化しています。SNSやレビューサイトに寄せられるリアルな声を検証すると、以下のような傾向が浮かび上がります。
「昭和・平成の恋愛ドラマだと思って観たら、赤名リカの自立心が現代のどんなヒロインよりも進んでいて衝撃を受けた」
「スマホがない時代のすれ違いの切なさが新鮮すぎる」
「鈴木保奈美の笑顔の破壊力が凄まじく、今見ても全く古さを感じない」
ネット上には一部で「リカは情緒不安定なキャラクターなのでは」という短絡的な誤解も見受けられますが、全編を丹念に追えば、彼女の行動原理は常に「嘘をつかないこと」と「相手を心から信じ抜くこと」に根ざしていることが分かります。小手先のテクニックや損得勘定で動かないリカの純真さは、タイパや効率が重視される現代だからこそ、より一層眩い光を放っています。