カミソリ後藤田正晴に学ぶ国家危機管理!なぜ今その決断が響くのか

カミソリ後藤田正晴に学ぶ国家危機管理!なぜ今その決断が響くのか

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1980年代の日本政治を語る上で欠かせないのが、中曽根康弘首相と後藤田のコンビネーションだ。「大統領型首相」を目指した中曽根のダイナミックな構想力を、官僚機構の隅々まで熟知した官房長官の後藤田が冷徹に具現化していく。

当時、各省庁の割拠主義によって機能不全に陥りがちだった内閣官房を、強力な国家最高司令塔へと作り変えたのは後藤田の剛腕によるものだ。各省庁から上がってくる都合の良い報告を看破し、官僚たちの利権争いを一喝して国益を最優先させた。中曽根が「風車」のように時代を見据えて旋回する傍らで、後藤田はその支柱として大地に深く楔を打ち込み続けた。

二人の関係は単なる主従ではない。時には首相の暴走にブレーキをかけ、国際情勢を冷徹に見極めた上での是々非々を貫いた。この緊張感ある権力構造こそが、昭和後期の政治改革や国鉄民営化といった大事業を完遂させた原動力だった。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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