突然の左下腹部痛はなぜ?見逃すと危険な憩室炎の症状と対処法を医師が徹底解説

突然の左下腹部痛はなぜ?見逃すと危険な憩室炎の症状と対処法を医師が徹底解説

突然の左下腹部痛はなぜ?見逃すと危険な憩室炎の症状と対処法を医師が徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

「いつか治るだろう」と我慢を重ねる行為はきわめて危険だ。憩室の炎症が進行すると、腸の壁に穴が開く「腸管穿孔(せんこう)」を引き起こし、便や細菌が腹腔内に漏れ出て致死的な膿瘍や汎発性腹膜炎へと進展するリスクがある。歩いたときに響くような激痛、お腹全体が板のようにカチカチに硬くなる(筋性防御)症状が出たら、一刻を争う緊急事態だ。

さらに、憩室周囲の血管が破れて大量の下血(血便)を起こす憩室出血も重大な合併症の一つである。痛みがないまま突如として鮮血便が出現することもあり、急速な貧血やショック状態を招く。このような危険信号を感じた場合は、夜間であっても迷わず救急医療機関を受診する決断が命を守る分かれ目となる。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。