ミスドの歴史を支えてきた生地のバリエーションだが、現在最も厳しい評価に晒されやすいのがイースト生地や一部のケーキ生地に見られる「水分の少なさ」だ。
空前の「生食感」や「極上のモッチリ感」が定番化して以降、日本の消費者が求める口当たりへのハードルは跳ね上がった。同じ棚に並ぶポン・デ・リングのしっとりした弾力と比較された瞬間、少しでも水分量が少なく感じられる商品は「古い」「口の中の水分が持っていかれる」といった冷ややかな酷評の対象になりやすい。品質の劣化というよりも、周囲の完成度が高すぎるがゆえの悲劇と言えるだろう。