施術に使用したレーザー機器の種類によって、肌への熱影響や戻りジミの現れ方・タイムラインには明確な違いが存在します。
従来のQスイッチYAGレーザー(ナノ秒照射)は、高い熱量でメラニンを粉砕するため、しっかりとしたかさぶた(痂皮)が形成され、戻りジミが出る確率も比較的高めです。照射後1〜2週間でかさぶたが剥がれ、3〜4週目に色の濃さがピークを迎えます。その後、ターンオーバーに伴って3ヶ月から半年程度かけて徐々に薄くなっていきます。
一方、パルス幅が極めて短いピコレーザー(ピコ秒照射)は、熱ではなく衝撃波で色素を微粒子レベルまで粉砕するため、組織への熱ダメージが少なく戻りジミのリスクは軽減されています。しかし、「ピコレーザーなら絶対に濃くならない」わけではありません。肌のターンオーバーの乱れや出力設定、個人の体質によってはピコスポット照射後でもしっかり色素沈着が出現します。いずれの機器であっても、「照射直後よりも1ヶ月後のほうが一時的に濃く見える」のは標準的な経過パターンです。