つげの木を庭に植えてはいけない?後悔の真相と手入れ・害虫対策の全貌

つげの木を庭に植えてはいけない?後悔の真相と手入れ・害虫対策の全貌

つげの木を庭に植えてはいけない?後悔の真相と手入れ・害虫対策の全貌について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

つげの木を健康に美しく保つための最大の山場が、庭木の害虫対策、とりわけ「ツゲノメイガ」の徹底防御です。ツゲノメイガは5月中旬頃から10月にかけて年2〜3回発生し、放置すると数日で樹木全体が白くかすり状になり、最後は枯死に至ります。

被害を水際で食い止めるためには、発生サイクルに合わせた消毒時期の厳守が不可欠です。

  • 第1回消毒(4月下旬〜5月中旬):越冬した幼虫が活動を開始し、新芽を食害し始める初期タイミング。ここで叩くことで年間の発生密度を劇的に減らせます。
  • 第2回消毒(6月下旬〜7月中旬):第1世代の成虫が産卵し、孵化した第2世代幼虫が暴れ出す時期。最も食害スピードが速いため必須の防除時期です。
  • 第3回消毒(8月下旬〜9月中旬):秋の産卵期。越冬幼虫を作らせないための最終防除です。

使用する薬剤としては、浸透移行性があり効果が持続する「オルトラン水和剤」や、幼虫の消化器官に作用して速効性を持つ「BT水和剤(ゼンターリ顆粒水和剤など)」、即効性の高い「スミチオン乳剤」が効果的です。特にBT剤は天敵である益虫への影響が少なく、住宅地でも使いやすい利点があります。

もしツゲノメイガに食い荒らされて葉が白や黄色に変色してしまった場合の復活対策としては、まず薬剤散布で幼虫を完全に駆除した上で、食害された枯れ枝や糸で絡まった部分を取り除きます。その後、株元に緩効性化成肥料を適量施し、メネデールなどの植物活力剤を与えて新芽の萌芽を促します。つげの木は萌芽力が強いため、幹が生きていれば数ヶ月から翌春にかけて瑞々しい新芽を再生させることが可能です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。