産業界における「九工大ブランド」の強さは、大学関係者や人事担当者の間では公然の事実です。戸畑キャンパスに拠点を置く九州工業大学工学部(宇宙システム工学科、機械知能工学科、建設社会工学科、電気電子工学科、応用化学科)は、実学重視の徹底したエンジニア教育を施すことで知られています。
大学が公表した公式就職データによると、学部卒業生および大学院博士前期課程修了者を合わせた九州工業大学就職実績において、実質就職率は98%以上を維持。進路先には安川電機、トヨタ自動車、三菱電機、ソニーグループ、日立製作所、ファナックなど、日本を代表する製造業の巨頭がずらりと並びます。
特筆すべきは、同大が掲げる建学の理念「技術に堪能なる士君子」に基づく教育課程です。単なる理論の詰め込みにとどまらず、1年次から現場に即した実験・設計・プログラミング演習が徹底的に組み込まれています。大手電機メーカー採用担当者は取材に対し、「九工大の出身者は入社初日から研究プロトコルや図面の読み解きに長けており、現場への適応スピードが圧倒的である」と高く評価しています。