テレビ番組のひな壇に並ぶことだけが成功だった時代は、完全に終わりを告げた。限定公開のボイスノート、コミュニティ主導のプロジェクト、自らの美意識だけを反映させたプロダクト展開。中間マージンを排除し、ダイレクトに熱狂をマネタイズする独自の手法は、既存のエンタメ業界のビジネスモデルを根底から揺さぶっている。
企業タイアップの依頼が殺到しても、自らの美学に反するものは躊躇なく断る。その頑固なまでの独立性が、ブランド価値をさらに高めるという好循環を生み出している。もはや大手プラットフォームのアルゴリズムに生かされているのではなく、プラットフォーム側がトラフィックを懇願する立場へと逆転した。