新宿伊勢丹を語るうえで欠かせないのが、本館6階催物場で繰り広げられる大型イベントの爆発力です。2026年も新春の伝統企画から世界的ショコラの祭典「サロン・デュ・ショコラ」、さらには英国展やイタリア展、注目アーティストとのコラボレーションポップアップまで、年間を通じて熱狂的な賑わいを見せています。
かつて催事場といえば中高年層の物産展というイメージが強かった百貨店業界において、伊勢丹はその常識を打ち破りました。オンラインチケット制による入場整理システムをいち早く導入し、デジタルとリアル空間を巧みに接着させたことで、Z世代からミレニアル世代の若年層を大量に呼び戻すことに成功しています。
現地でしか手に入らないプレミアムな体験価値と、SNS映えする先鋭的なビジュアル演出。単に商品を並べるのではなく、カルチャーとしての「物語」を提示する姿勢が、競合ひしめく新宿エリアにおいて頭一つ抜けた求心力を生み出しています。