デザインの現場やSNSマーケティング担当者は、実際のフリーイラストサイトをどのように評価し、どのような困難に直面しているのでしょうか。Web制作会社の現場スタッフや個人インフルエンサーからの証言を検証しました。
特に注目の集まる『ノーコピーライトガール』の評判について、都内のWebマーケティング会社でSNS運用を担当するディレクターは次のように語ります。
「ノーコピーライトガールの素材は、InstagramやX(旧Twitter)のアカウント立ち上げ時に非常に強力な武器になります。絵柄が現代的で、女性フォロワーのエンゲージメント率が他の汎用素材に比べて目に見えて高い。ただし、利用規約には細心の注意を払っています。商用利用の基準が細かく定められており、企業のPR投稿にそのまま載せてよいのか、クライアントワークとして納品してよいのか、都度規約を読み直す体制を取っています」
一方で、SNSのコミュニティや知恵袋等の相談プラットフォームでは、利用規約の解釈違いによる苦悩の声も多数見受けられます。
「YouTubeの解説動画で、アイコンとして無料の女の子イラストを使用していたところ、チャンネルが月10万円ほど収益化したタイミングで『商用利用時の事前申請ルール』に違反しているのではないかと不安になり、動画数十本のサムネイルを差し替える羽目になった」(20代・個人クリエイター)
「無料素材サイトからダウンロードした画像を使ってクライアントのLPを制作したが、その素材が実は別のイラストレーターの絵柄をそのままAIで模倣・盗用したものである疑いが浮上し、社内コンプライアンス審査で差し戻された」(30代・制作会社デザイナー)
これらの現場の証言が物語るのは、単に「かわいい女の子のフリーイラスト」を手に入れるだけでは不十分であり、「権利の出どころが明確で、トラブル時に追跡可能な一次配布元から取得しているか」がプロの現場における生命線であるという冷徹な事実です。