Engine Ramenの品揃えは、食の多様性に配慮しつつも一切の妥協を排した構成です。定番のヴィーガン味噌をはじめ、ヴィーガン担々麺、ヴィーガン醤油、さらには肉食派の同行者も満足できるよう丁寧に煮出した動物系白湯ラーメンまで幅広くカバーしています。
特に特筆すべきは、京都エンジンラーメンヴィーガン対応の心臓部であるスープの抽出技術です。昆布や干し椎茸といった日本の伝統的な乾物の旨味(グルタミン酸・グアニル酸)をベースに、じっくりローストした根菜類、香味野菜、数種のブレンド味噌や特製タレを幾重にも重ね合わせることで、動物性油脂を使わずとも濃厚な乳化感と力強いボディを生み出しています。「あっさりしすぎて物足りない」という従来の精進料理的な先入観を鮮やかに覆すパンチ力こそ、本店の真骨頂です。
また、小麦を摂取できない人向けに提供されるEngine Ramenグルテンフリーラーメンの完成度も見逃せません。厳選された米粉麺は、スープに負けないコシと滑らかな喉越しを保持しており、従来のグルテンフリー麺にありがちだった「ボソボソと千切れやすい」欠点を見事に克服しています。
気になるEngine Ramenメニュー価格ですが、ヴィーガン味噌ラーメンやヴィーガン担々麺は1,600円〜2,000円前後、特製トッピングやグルテンフリー麺への変更(+200円〜300円)を加えると、1杯あたり約1,800円〜2,300円のレンジとなります。一般的な大衆ラーメン店の相場(800円〜1,000円)と比較すると高価格帯に映りますが、オーガニック素材の選定やアレルゲン分離調理の手間、そして唯一無二の食体験を考慮すれば、訪れる人々にとって極めて妥当な対価として受け入れられています。