ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』の真実!Ny像との違いや正体を解説

ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』の真実!Ny像との違いや正体を解説

ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』の真実!Ny像との違いや正体を解説に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

カンバスの中央で右手に三色旗、左手に銃剣付きマスケット銃を持ち、裸足で進む女性の姿は見る者に強い印象を与えます。この女性は実在の戦士ではなく、フランス共和国の擬人化像「マリアンヌ(Marianne)」であり、自由そのものの寓意(アレゴリー)です。

彼女が被っている赤色の帽子はフリジア帽と呼ばれ、古代ローマで解放された奴隷が被ったことから「自由と解放」のシンボルとされてきたものです。胸を露わにしている姿は官能性を意図したものではなく、古代ギリシャ・ローマ彫刻の女神の伝統を受け継ぎ、「惜しみなく民衆に命と自由を与える母性」を象徴しています。

特定の肖像画ではありませんが、ドラクロワが描くにあたって着想を得た民衆を導く自由の女神のモデルとしては、実在の闘士アンヌ=シャルロット・ドザングレや、当時のパリで勇気を示した洗濯女のマリーといった庶民の女性たちの逸話が複合的に反映されていると指摘されています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

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