近年、郊外の住宅地や都市近郊の家庭菜園において、マダラコウラナメクジによる食害報告がSNSや園芸コミュニティで相次いでいます。体長が極めて大きいため摂食量も桁違いであり、「大切に育てていたトマトやイチゴの実が一晩で半分削り取られていた」「キャベツの芯まで食い破られて粘液の跡で収穫不能になった」といった切実な声が寄せられています。
特に問題視されているのが、従来市販されてきた一般的な小型ナメクジ用ベイト剤(毒餌)に対する抵抗性や食指の鈍さです。体重当たりの耐性が高く、小型用の微量な薬剤では致死量に達せず、半死半生の状態で植栽の奥深くに潜り込んで生き延びてしまう事象が現場から報告されています。また、ビールを容器に入れて誘殺する「ビールトラップ」も知られていますが、現場の実態としては「遠くのオオナメクジまで庭に呼び寄せてしまい、容器の縁から逃げ出されて逆効果になった」という失敗談が後を絶ちません。