70年代のポップカルチャーを象徴する伝説的アイドルグループ、キャンディーズの元メンバーとして一世を風靡した伊藤蘭。その遺伝子を受け継ぎつつも、趣里が選択したのは歌謡界ではなく、役者という過酷な表現の道だった。
幼少期からクラシックバレエに打ち込み、イギリスへの本格的な留学まで経験した彼女。怪我という挫折を経て辿り着いた演劇の舞台で、彼女の才能は一気に開花する。偉大な母・伊藤蘭が持っていた優美さと華やかさ、そして秘めたる芯の強さは、形を変えて趣里の内に流れている。現在、30代を迎えた彼女は、単なる二世の枠を遥かに超え、異彩を放つ女優として芸能界で独自の立ち位置を確立した。