1974年の鮮烈なデビューから半世紀を数え、甲斐バンドは結成50周年の金字塔を打ち立てました。アニバーサリーイヤーを彩る日本武道館公演やWOWOWでの大型特集、記念ツアーの成功は、日本のロックシーンにおける彼らの不滅の存在感を改めて世に知らしめる契機となりました。
バンドを共に支え続けるメンバーの現在地にも目を向けてみましょう。ドラムスの松藤英男は、重厚なビートとコーラスワークで甲斐の歌声を支え続け、ギタリストの田中一郎も骨太なギターリフでバンドのアンサンブルを牽引しています。メンバーそれぞれが円熟味を増しながら、互いの呼吸を熟知したタイトな演奏を繰り広げており、甲斐バンドという母体そのものが極めて健全な生命力を保っています。
甲斐よしひろ自身の最新動向としても、バンドと並行してソロ名義での企画ライブやビルボードライブ公演、ラジオ番組のパーソナリティなど、多角的な発信を休むことなく継続中です。最新のスケジュール帳に並ぶ過密なツアープランそのものが、「重病」という検索ワードに対する最も雄弁な反証といえます。