一夜の評価を「面白い強キャラ」から「誰もが認める真の英雄」へと決定づけたのが、最終章であるアルバレス帝国編における黒魔導士ゼレフおよび竜王アクノロギアとの死闘です。
魔法を完全に無効化し世界を蹂躙するアクノロギアに対し、ルーシィの先祖であるアンナ・ハートフィリアと共に魔導爆裂飛行艇「クリスティナ」を操縦した一夜は、みずからの命を顧みず、アクノロギアごと「時の狭間」へ突入する決死の特攻を敢行しました。
「我が愛するハニー、そして友よ…世界を頼む、メーン!」という魂の叫びを残して光の中に消えた瞬間は、多くの読者が一夜の戦死を確信し、涙した名シーンです。
その後、時の狭間の魔力を喰らってさらなる進化を遂げたアクノロギアが現実世界へ裂け目をこじ開けて脱出した際、閉じ込められていた一夜とアンナも奇跡的に生還を果たしました。死亡フラグを自らの不屈の生命力と時空の歪みによって打ち破ったこの展開は、シリアスな戦況において読者を熱狂させた屈指の救済劇として語り継がれています。