1億5000万kmという距離を体感するために、様々な移動手段を使って地球から太陽を目指した場合の所要時間をシミュレーションしてみましょう。
物理法則上の最高速度である光のスピード(真空中において光速 秒速約30万km)で進んだ場合でも、太陽の光が地球表面に到達するまでには約8分19秒〜8分20秒(約500秒)を要します。つまり、私たちが今この瞬間に見ている太陽の輝きや温もりは、リアルタイムのものではなく、「約8分20秒前に太陽の表面を放たれた光」です。
日常的な乗り物や歩行速度で計算すると、人間の寿命をはるかに超える驚異的な年月が導き出されます。
時速300kmで走り続ける新幹線であっても半世紀以上を費やし、徒歩では文明の歴史そのものに匹敵する4,000年以上の時間を要します。この試算からも、1億5000万kmという距離が人間の生活圏とは隔絶した宇宙規模の広がりであることが実感できます。