太州会はこれまで、カリスマ的な指導者たちによって組織体制の刷新が図られてきました。歴代会長の系譜を追うことで、筑豊裏社会の権力構造の推移が浮き彫りになります。
【歴代会長の変遷】
- 初代会長:太田 州春(組織の創設者。田川に太州会の強固な基盤を確立)
- 二代目会長:田中 好美(初代の路線を継承し、組織の近代化と規律強化を推進)
- 三代目会長:大馬 雷太郎(組織防衛と他団体との外交関係の維持に注力)
- 四代目会長:日高 博(現在の最高指導者。警察の包囲網が狭まる中、組織を率いる)
四代目・日高博会長の就任以降、太州会は本部長や若頭といった主要執行部ポストに実力派幹部を配置するピラミッド型の組織図を維持してきました。しかし、近年の警察による相次ぐ摘発と使用者責任を巡る訴訟リスクの高まりから、執行部幹部が現場の前線に立つことは激減しています。組織内部では徹底した秘密主義が敷かれ、従来の「義理場」における大規模な示威行動も影を潜めています。