「あたしおかあさんだから」炎上事件の深層と現在地

「あたしおかあさんだから」炎上事件の深層と現在地

「あたしおかあさんだから」炎上事件の深層と現在地を詳しくリサーチ! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

炎上が加熱する中、矢面に立たされたのが歌唱者の横山だいすけでした。NHKの「うたのおにいさん」時代、誠実で温かい人柄と圧倒的な歌唱力で、育児に孤立しがちな母親たちを心理的に救い続け「だいすけロス」という社会現象まで生み出した存在だったからです。それだけに、ファンが受けた失望と困惑は計り知れないものがありました。

騒動がピークに達した2018年2月8日、横山だいすけは自身の公式ブログを更新。「ご心配をおかけしてしまっているみなさんへ」と題した長文のメッセージを投稿しました。

その中で彼は、逃げ隠れすることなく真摯に言葉を紡ぎました。

「僕が歌うことで、傷つけてしまったみなさん、本当にごめんなさい」
「みんなの心を苦しめてしまったこと、悲しませてしまったこと、深く受け止めています」

ブログ記事では、作詞者の意図を擁護するのではなく、歌い手としてリスナーの心情に寄り添いきれなかった未熟さを率直に認めました。さらに、「誰かを苦しめるために歌を歌っているのではない。これからも親子の笑顔を支えたいという思いに嘘はない」と、涙ながらの決意を表明したのです。

この謝罪コメントに対し、ブログのコメント欄には数千件に及ぶメッセージが殺到しました。「だいすけおにいさんを責めたいわけではない」「誠意ある対応に救われた」という温かい激励がある一方、「だいすけおにいさんだからこそ、あの歌詞を歌ってほしくなかった」という切実な声も多数寄せられ、彼の社会的影響力の大きさを改めて証明する形となりました。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。