森下愛子のキャリアを振り返る上で、1970年代後半の鮮烈なデビュー期は外せません。1977年の映画『地獄の天使』でスクリーンデビューを果たすと、翌1978年の映画『サード』や『十八歳、海へ』で一躍脚光を浴びました。
当時の彼女が放っていたのは、どこかアンニュイで小悪魔的な、既存のアイドル女優にはない唯一無二の空気感です。瑞々しい透明感と危うさを併せ持つ美少女として、当時の若者カルチャーのアイコンとなりました。
その後も映画やテレビドラマでキャリアを積み重ね、20代、30代と年齢を重ねるにつれて演技の幅を拡張。シリアスからコミカルまで自在に演じ分ける実力派バイプレイヤーへと見事な転身を遂げました。