戦前の皇室は、広大な山林や有価証券を保有する日本屈指の資産家集団だった。だが敗戦に伴い、日本国憲法第8条が制定されたことで状況は一変する。「皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない」という条文が課されたのだ。
これにより、皇室の財産はほぼすべて国有化された。現代の皇室は、財務省と国会の厳格な監視下に置かれており、自由に不動産を売買したり、株式投資で資産を増やしたりすることは実質的に不可能に近い。民間人のように「副業で稼ぐ」「遺産を自由に運用する」といった選択肢は完全に封じられている。