1985年にスタートしたテレビ朝日の『ニュースステーション』は、日本のテレビ史における決定的な転換点となった。それまでの硬苦しいニュース解説を排し、市井の人々の目線でニュースを語り直すスタイルは、従来の報道番組のあり方を根本から覆した。
彼が同番組で見せた軽妙かつ鋭利なコメントは、連日お茶の間の話題を独占した。政界や財界に対する臆せぬ物言い、時にはスタッフと生放送中に意見を戦わせる即興性は、視聴率20%を超えるモンスター番組を支える原動力となった。この長年の大立ち回りが、彼を「国民的父親像」や「頼れる上司像」として印象づけ、若い共演女性との師弟関係がいつしか「父親と娘のようだ」と表現され、噂へ変貌していった側面も見逃せない。