彼女の名を世界へ轟かせた金字塔といえば、日本・イタリア・カナダの国際共同製作映画『シルク』に他ならない。800人を超える大規模なオーディションを勝ち抜き、ヒロインの密輸商人の愛人役に抜擢されたニュースは当時、大きな衝撃を与えた。劇中で見せたセリフに頼らない視線の変化と圧倒的な透明感は、海外のフィルムメーカーや観客を即座に虜にした。
単に日本映画界にとどまらず、世界最高峰のスタッフやキャストと渡り合ったその佇まいは、国際派女優としての確かな実力を証明するものだった。言葉を排したサイレントな演技で役に深い奥行きを与える表現力は、同世代のキャストの中でも群を抜いていた。