数多くのメディアで親しまれた弟の「おすぎ」(本名:杉浦孝昭)と、兄の「ピーコ」(本名:杉浦克昭)。ふたりがかつて過ごした賑やかなタレント生活から一転、プライベートでの生活環境は大きな転機を迎えていた。数年前から横浜市内のマンションで同居生活を始めていた二人だが、高齢化に伴う健康状態の変化により、日常生活におけるサポートを必要とする状況が生じていた。
関係者の証言や当時の取材によると、認知症の症状が見られ始めたおすぎ(杉浦孝昭)を支えるため、ピーコ(杉浦克昭)が身の回りの世話を担っていたという。しかし老々介護の負担は想定以上に重く、最終的には専門的な医療・ケアを受けられる介護施設へのおすぎの入所が決まった。その後、ピーコ自身も体調を崩し、別の高齢者施設で静かに生活を送る形となった。二人が別々の施設で穏やかな時間を過ごすこととなった背景には、過酷な介護疲れからお互いの尊厳を守るという苦渋の決断があった。
2024年秋、兄のピーコが79歳でこの世を去ったという報は、多くの人々に深い哀悼の念を抱かせた。現在、おすぎは専門スタッフの手厚いケアを受けながら、静かな環境で日々を過ごしている。華やかな芸能界の第一線から退いた後も、二人を温かく見守るファンの思いが途切れることはない。