任天堂の任天堂代表取締役フェロー・宮本茂氏が手掛けてきたゲームデザインにおいて、「言葉による説明なしで動きを直感させること」が極めて重視されてきた。マリオシリーズの敵キャラクターたちは、まさにその哲学の結晶と言える。
例えば、プレイヤーが敵に触れるとダメージを受けるというルールを教えるため、敵のビジュアルには鋭いトゲや鋭利な歯、いかにも不気味な色彩が施されている。また、テレサの「目が合うと立ち止まる」というユニークなアルゴリズムは、開発スタッフの照れ屋な性格や人間関係のエピソードから着想を得てゲーム性に昇華されたものだ。アクションプラットフォーム・ゲームとしての快感を極限まで高めるため、すべての敵の動きと配置には緻密な計算と遊び心が込められている。