「1日に9個から15個、多いときは20個近く食べた」――。この衝撃的なエピソードは、単なるテレビ用の誇張ではなかった。関係者によると、ロケの移動中や収録の合間に彼が卵を貪る姿は日常茶飯事だったという。では、なぜそこまで固執したのか?真相の一端は、彼の幼少期に存在する。終戦直後の物資不足の時代、栄養価の高い卵は滅多に口にできない最高級の贅沢品だった。その強烈な原体験が、「いつでも卵を食べられる」という一種の幸福感と深く結びついていたのだ。
一方で気になるのが健康面への影響である。かつては「卵の食べ過ぎはコレステロール値を上げる」と固く信じられていたため、医師や周囲からは絶えず心配の声が上がっていた。しかし、近年の医学研究では食事によるコレステロール値への直接的な影響が見直されており、本人が「血液検査でも数値は完璧だった」と高らかに笑っていた姿が印象深い。高タンパクで手軽に補給できる万能食として、彼は半ば無意識のうちに最先端の栄養補給を実践していたとも捉えられる。