色彩を学ぶ上で基礎となるのが、色相(色味)を円状に並べた色相環の仕組みです。日本のデザイン現場や色彩検定で広く使われるPCCS色相環(日本色研配色体系)では、純色を24色相のサークルで体系化しています。
この色相環において、ある色から見て正反対(180度)の位置にある色を「補色」と呼びます。これに対し、「反対色」は正反対の補色を含め、その両隣あたりまで(おおよそ150度〜210度の範囲)を広く指す言葉です。補色が「厳密に正反対の1色」であるのに対し、反対色は「対極に位置する色グループ」という包括的な概念にあたります。
日常の会話やWebデザインのラフ指示などでは両者が混同されて使われるケースも多いですが、色彩工学や精密なカラーマネジメントを行う上では、この範囲の違いを押さえておくことが重要です。