事務作業や顧客管理で最も多いのが、「数百〜数千行におよぶ氏名や住所のひらがなを、一括でカタカナに変換したい」というケースです。手作業で打ち直すのは非現実的であり、ツールの特性を理解したスマートな関数処理が必須となります。
Excelにおける代表的なアプローチは「PHONETIC(フォネティック)関数」です。例えばセルA1に「にっぽんたろう」と入力されている場合、B1セルに=PHONETIC(A1)と入力するだけで、ふりがな情報がカタカナとして抽出・表示されます。デフォルトがひらがな表示になっている場合は、対象セルを選択して「ホーム」タブの「ふりがなの表示/非設定」メニューから「ふりがなの設定」を開き、種類を「全角カタカナ」または「半角カタカナ」に変更することで表示を切り替えられます。
ただし、Googleスプレッドシートには2026年現在もPHONETIC関数が標準実装されていません。スプレッドシート上で同様の処理を行う場合は、Google Apps Script(GAS)を活用したカスタム関数を作成するか、後述するブラウザ完結型のテキスト変換ツールを中継させるのが現場の定石となっています。