アニメ『名探偵コナン』において、服部平蔵の声を長年担当していたのは名優・小山武宏氏でした。小山氏が演じる平蔵は、重厚感と凄み、そして関西弁の重みが見事に調和した威厳ある演技で親しまれていました。
声優交代が行われたのは、2017年公開の劇場版第21作『から紅の恋歌』および同年放送のアニメ第712話以降です。交代の理由は、小山武宏氏の高齢化に伴う体調への配慮と世代交代によるものです。
後任として抜擢されたのは、映画の吹き替えや大河ドラマでも圧倒的な存在感を放つ山路和弘氏でした。山路氏が吹き込む平蔵は、初代の持つ威厳と鋭さを完璧に継承しつつ、よりハードボイルドで深みのある渋さを加えています。声質や関西弁のニュアンスも極めて自然で、視聴者からも「違和感がまったくなく、貫禄がさらに増した」と絶賛されています。