受験生が直面する最大の心理的ハードルのひとつが、独特の「男女比」です。2004年の共学化から歳月が経過した現在でも、全校生徒における男子割合はおよそ15%から20%前後にとどまっています。学年やクラスによって偏りがあり、普通科一般コースでは1クラスあたり男子が数名〜十数名在籍する一方、食物科や音楽科では男子が「クラスに1〜3名のみ」、年によっては「男子ゼロ」という学級も現実に存在します。
この極端な環境について、5ちゃんねるや知恵袋、進学相談会などで男子中学生から「男子はいじめられないか」「肩身が狭いのではないか」という不安が頻繁に寄せられます。しかし、在校生男子への取材や口コミから浮かび上がる実態は正反対です。
「女子のグループ意識や結束力に圧倒される瞬間はあるものの、男子同士の仲間意識が異常なほど強くなり、3年間でかけがえのない親友ができる」「女子生徒も男子の存在を自然に受け入れており、余計な見栄を張らずに自然体で過ごせる」という前向きな証言が多数を占めます。体育祭や文化祭などの学校行事では、男子が貴重な戦力として頼りにされる場面も多く、独特の居心地の良さを感じる生徒が少なくありません。もちろん「男子校のようなノリを期待して入るとギャップに苦しむ」ことは確実であるため、オープンスクール等での事前空気感の確認は必須です。