公的な漢字の基準において、「恤」はどのように扱われているのだろうか。文化庁が発表している「常用漢字表」を確認すると、「恤」は表外字(常用漢字に含まれない文字)に分類されている。公文書や一般的な新聞記事で出会う機会が少ないのはそのためだ。
一方で、公益財団法人日本漢字能力検定協会が提供する検索データベース「漢字ペディア」で検索すると、その詳細な語意や関連熟語が整然と解説されていることがわかる。「漢字ペディア」における解説でも、「恤」は単に古臭い漢字として片付けられるのではなく、日本語の語彙の奥行きを証明する文化的な資産として大切に扱われている。