学校という日常の象徴でありながら、誰も死ぬことができない「死後の世界」。その理不尽なルールに対して銃器を取り、生徒会長である「天使」と死闘を繰り広げる『死んだ世界戦線』の設定は、当時の視聴者に強烈なインパクトを与えた。
一見すると学園バトルアクションの装いを取りながら、物語の本質は「受け入れがたい生をどう肯定するか」という哲学的問いに直結している。個々のキャラクターが抱える壮絶な生前の記憶。それを仲間との交流を通じて少しずつ紐解き、昇華していく過程は、今見返しても観客の感情を揺さぶらずにはいられない。