ネット上の膨大なレビューや取材を通じて集まった利用者の証言を精査すると、三井のリハウスに対する評価は「ある一点」を境に真っ二つに分かれています。
肯定的意見の多くは、「成約スピードの異常な早さ」と「トラブル回避の徹底度」に集中しています。都内マンションを売却した40代男性は次のように語ります。
「他社の一括査定では相場より300万円も高い金額を提示され、怪しさを感じてリハウスの店舗へ相談に行きました。担当者は周辺の成約事例を何十件も提示し、『この価格なら1ヶ月、この価格なら3ヶ月で動く』と冷徹なほど現実的な査定を出してきました。結果、提示された適正上限価格のまま、販売開始からわずか2週間で同社が抱えていた既存顧客との間で満額成約しました。引き渡し後の設備点検も完璧で、後腐れが一切ありませんでした。」
一方で、強い不満を表明している層の多くは、「仲介手数料への割高感」と「専任媒介契約後の対応変化」を挙げています。地方都市の戸建てを売却しようとした50代女性の手記には、典型的な不満が記録されています。
「専任媒介契約を結んだ途端、担当者からの電話連絡が週1回の定型メール報告だけになりました。内覧希望が数件入っても成約に至らず、1ヶ月が過ぎた頃に『相場が下がっているため、販売価格を200万円下げましょう』と淡々と提案されました。仲介手数料を満額(約150万円)支払う前提なのに、本当に自発的な営業活動をしてくれているのか疑心暗鬼になりました。」
この二極化は、担当者の力量だけでなく「物件そのものの流動性」にも起因します。駅近や築浅の人気物件であれば、三井の持つ顧客プールに投げ込むだけで即座に買い手が付き、売主は極めて高い満足度を得ます。しかし、立地条件が厳しく長期間の地道なプロモーションが必要な物件の場合、担当者が優先順位を下げてしまい、売主側に「放置されている」という不満を植え付ける結果になります。