補欠候補になった受験生が最もフラストレーションを抱える点の一つが、「自分が補欠リストの何番目に位置しているのか」という順位の問題です。一部の私立大学では補欠順位を番号で開示するシステムを採用していますが、日本大学では基本的に補欠合格者の順位開示は非公開となっています。そのため、「あと何人で自分の番が回ってくるのか」を外部から正確に推し量ることはできません。
ネット上の掲示板やSNSでは、「マイページの表示に変化があれば合格のサイン」「特定の日時にアクセスが重くなると受かっている」といった根拠のない憶測が飛び交いますが、これらは完全なデマです。日大のシステムは厳密に制御されており、指定の発表日時以外に個別のステータスがフライングで反映されることはありません。
もう一つの重大な盲点は、追加合格の「連鎖の終息点」です。近年は各大学がAIやデータ解析を用いた歩留まり予測の精度を高めており、正規合格者の数を前もって最適化する傾向が強まっています。その結果、ある年度に特定の学部で繰り上げが大量に出たとしても、翌年度は大学側が正規合格数を微調整し、補欠合格からの繰り上げがゼロ近くまで激減するという揺り戻しが頻繁に起こります。前年度の実績データだけを鵜呑みにして楽観視するのは極めて危険なアプローチと言えます。