映画界きってのおしどり夫婦として知られる二人ですが、その始まりは常に激しい世間の好奇の目に晒されてきました。アーロン・テイラー=ジョンソンと妻サムの出会いは、2008年に行われた彼女の長編映画監督デビュー作『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(2009年公開)のオーディションでした。
若き日のジョン・レノン役を探していたサムの前に現れたのが、当時18歳だったアーロン・ジョンソンでした。撮影現場で二人が育んだのは、単なる監督と俳優の仕事上の関係を超えた深い魂の共鳴でした。多くのメディアがサム・テイラー・ジョンソンの年齢差(サムが当時41歳、アーロンが18歳という23歳差)をスキャンダラスに報じる中、交際は極めて真摯かつスピーディーに進展します。二人はクランクアップ直後の2009年10月に正式に婚約を発表しました。
なぜ若き有望株だった彼が、20代前半というキャリア初期に結婚を決断したのか。当時の海外インタビューで語られたアーロン・テイラー=ジョンソンの結婚理由は、極めて明確でした。アーロンは「自分は子どもの頃からプロの役者として働き、実年齢よりも遥かに成熟した精神(オールド・ソウル)を持っていた。サムに出会った瞬間に、彼女こそが生涯を共にするソウルメイトだと直感した」と明言しています。周囲の好奇の視線に惑わされることなく、2012年6月21日に二人はイングランドのサマセットで正式に挙式し、互いの姓を合体させた「テイラー=ジョンソン」に改姓しました。男性側も複合姓を選ぶという対等な姿勢は、当時大きな称賛を集めました。