Q1:トーテムポールの一番上にいる動物が一番地位が高いのですか?
A1:いいえ、一番上が最上位とは限りません。物語の展開やデザインの重心配置によって彫刻の位置は決まります。むしろ、柱全体の最下部で家や構造を支える動物に、一族にとって最も重要で根本的な祖霊や重要人物を配置するケースが多々あります。
Q2:なぜ昔のトーテムポールは修理せず腐るままに放置されていたのですか?
A2:先住民族の伝統的な思想において、木から生まれた造形物が時を経て朽ち、母なる森の土壌へ還っていくプロセスそのものが自然の理であり、生命の循環として受け入れられていたためです。人工的に永遠の保存を強いることは、自然への冒涜と考えられていました。
Q3:日本国内で本物の先住民が制作したトーテムポールを見ることはできますか?
A3:大阪の国立民族学博物館(みんぱく)をはじめ、カナダの自治体と姉妹都市提携を結んでいる一部の公立公園(北海道や富山県など)において、ハイダ族やクワクワカワク族などの公式な彫刻師が来日して制作・寄贈した本格的なトーテムポールが展示・保存されています。