英語スラングとしての「sucker」は、日常会話において「騙されやすいカモ」「お人好し」「愚か者」という意味を持っています。一見するとネガティブな侮辱表現に思えますが、前置詞「for」を伴って「be a sucker for 〜」という成句になると、意味合いが劇的に変化します。
この構文は「〜に目がない」「〜にめっぽう弱い」という好意や執着を指し、自分の理性ではコントロールできない嗜好を表すようになります。例えば「I'm a sucker for chocolate.(チョコレートには目がないんだ)」といった使い方が日常的に定着しています。
対象が人間(you)になった「I'm a sucker for you」は、直訳すれば「私はあなたに対してカモになってしまう人間だ」という意味になります。ここから転じて、「あなたの前では無力になってしまう」「どんな要求でも断れないほどあなたに夢中」「あなたに完全に骨抜きにされている」という、自己犠牲を厭わない深い情愛の告白として機能する構造になっています。