ウイスキー収集家やバー愛好家の間では、1970〜80年代の「特級従価」表記があるオールドボトルや、90年代〜2000年代初頭の旧ボトルと現行品の違いについても議論が交わされます。
昭和の時代に流通していた「特級時代のカティサーク12年」は、当時のシェリー樽熟成モルトの比率が高く、現行品よりもドライフルーツやレーズン、古樽特有の落ち着いたウッディネスが前面に出る傾向があります。どっしりとした麦芽の重厚感を楽しみたい古参ファンから今なお熱烈に支持されている理由がここにあります。
一方、現行の新生12年ボトルは、バーボン樽由来の明るいバニラやココナッツ香、シトラスの爽快感が際立っており、全体的にクリーンかつ華やかなモダンテイストへとシフトしています。昔ながらの重厚なスコッチ感を求めるならオールドボトル、現代的な洗練されたフルーティーさと爽快感を求めるなら現行品と、明確なキャラクターの棲み分けがなされています。