間引きは1回で終わらせるのではなく、苗の成長段階に合わせて合計2回に分けて実施するのがプロの定石です。種まき後の育苗管理において、適切な時期を見逃さないことが成功への近道となります。
最初のタイミングは、発芽が揃って「双葉(子葉)」が完全に開いた時期です。タネから最初に出てくる双葉は、表面がつるんとしており、丸みを帯びたシンプルな楕円形をしています。この段階で、明らかに発芽が遅れた小ぶりな芽や、双葉が変形している芽を間引き、株同士の間隔を2〜3cmほど空けます。
2回目の決定的なタイミングが、「本葉が2〜3枚」に育った時期です。双葉の中心から伸びてくる本葉は、トマト特有のギザギザとした切れ込みがあり、表面に細かな産毛が生えているのが特徴です。この本葉がしっかり展開した頃に最終選別を行い、ポットや1カ所の植え穴に対して最も優秀な「1本」に絞り込みます。本葉が4〜5枚になるまで放置すると、地下で隣の苗と根が激しく絡み合い、間引く際に残す苗の根までちぎれてしまうため注意してください。