アッガイの体育座りを語る上で決して外せないのが、BANDAI SPIRITS(旧バンダイ)が誇るガンプラ技術の進化です。かつて旧キットでは関節の可動域の制限から、膝を深く折り曲げることすら困難でした。しかし、ファンの熱い要望に応えるべく、設計陣は驚くべき機構を開発します。
その頂点となったのが、2005年に発売された「MG 1/100 MSM-04 アッガイ」です。このキットには、大腿部と膝関節が連動して大きく引き出される多重関節ギミックと、股関節のロール軸が惜しみなく投入されました。その結果、劇中やイラストでおなじみの「完璧な体育座り再現」が1/100スケールの精密な内部フレーム構造で見事に実現したのです。組立説明書やパッケージにも体育座りポーズが堂々と掲載され、モデラーの間で大きな話題となりました。
さらに2007年に登場した「HGUC 1/144 MSM-04 アッガイ」でも、巧みなパーツ分割によってハイレベルな可動範囲を確保。手軽なサイズ感でありながら、デスクの上にちょこんと座らせて飾れるプレイバリューの高さから、現在も再販のたびに完売が続く屈指のロングセラー商品となっています。