ラーメンの聖地・福岡。豚骨至上主義のこの街で、トマトラーメンが受け入れられたのは奇跡に近い。しかし、その挑戦は最初から世界を見据えていた。アジア圏はもちろん、欧米諸国でも健康志向の高まりは顕著であり、彼らにとってトマトは非常に馴染み深い食材だからだ。
「最初は異端児扱いされました」と、現地のマネージャーは苦笑しながら振り返る。だが、ヴィーガンやベジタリアン対応のメニューをいち早く導入したことで、インバウンド観光客の心を掴んだ。現在では、ニューヨークやロンドンへの出店計画も具体化しており、日本発のウェルネスフードとしてその名を轟かせようとしている。