大谷翔平がマウンドに立つ日、ホームベースの後ろでどっしりと構えるスミスの存在感は際立つ。二人の関係性は、単なる投手と捕手の枠を超えている。大谷が投じる100マイルを超えるストレートと、鋭く曲がり落ちるスイーパー。これらを完全にコントロールし、打者の裏をかくリードは芸術的だ。
ピッチクロックの導入以降、バッテリー間の意思疎通はよりスピードを求められるようになった。スミスは言葉を交わさずとも、大谷の視線やマウンド上での仕草からその日の調子を瞬時に見抜く。この信頼関係こそが、ドジャースの圧倒的な勝率を支える基盤なのだ。