1978年に登場し、フルーツピューレをふんだんに使った高級志向の「黄金の味」が家庭に定着すると、CMのトーン&マナーもより洗練されたものへとシフトしていきます。その頂点となったのが、1990年代から2000年代にかけて長きにわたりCMキャラクターを務めた浅野温子さんのシリーズです。
浅野温子さんが見せた、大きなお肉をご飯の上にバウンドさせて豪快に口へ運ぶ食べっぷりは、それまでの「上品なお母さん像」を覆す圧倒的なエネルギーに満ちていました。見ているだけで胃袋を刺激されるその演出は、当時の「黄金の味」の売上を劇的に押し上げる原動力となりました。
2000年代中盤に入ると、明るく元気なキャラクターでお茶の間の絶大な支持を集めていたベッキーさんがメインキャラクターに就任。「焼肉といえばエバラ」という親しみやすさを若年層や子どもたちへと広げ、カラフルでポップな世界観を築き上げました。