シクラメンの花が終わったら放置厳禁!プロが明かす夏越しと再生の極意

シクラメンの花が終わったら放置厳禁!プロが明かす夏越しと再生の極意

シクラメンの花が終わったら放置厳禁!プロが明かす夏越しと再生の極意の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

シクラメンを来年も咲かせる育て方は、植物のリズムに同期した季節ごとのメリハリがすべてです。春から秋にかけての適切な管理手順を整理しました。

春(4月〜5月):花後のリカバリーと体力補給

開花が一段落しても、葉が緑色を保っている間は光合成による養分蓄積が続いています。この時期のシクラメンの水やり頻度は、土の表面が白く乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本です。底面給水鉢の場合は、受け皿の水を清潔に保ち、週に1回は上部から水を与えて土中に溜まった老廃物を洗い流します。

シクラメンの肥料の与え方としては、5月上旬まで規定倍率よりやや薄め(1,500〜2,000倍)の液体肥料を10日〜2週間に1回程度施します。ただし、気温が25℃を超える日が増え始める5月下旬以降は、根を傷めるリスクがあるため一切の施肥を停止します。

夏(6月〜8月):生命維持のための徹底防御

「休眠法」を選択した場合、6月に入って葉が完全に黄色く枯れ落ちたら、最後の1枚まで取り除き、完全に水を絶ちます。鉢ごと雨が一切吹き込まない、風通しの良い北側の軒下や日陰に移動させ、秋まで一切水を与えずに球根を乾燥保存します。

「非休眠法」を継続する場合は、遮光ネットやカーテン越しの直射日光を避けた涼しい半日陰で管理します。水やりは日中の高温時を厳禁とし、気温が下がる夕方以降、表土が乾いてから控えめに与えます。真夏の過湿は即座に根腐れと球根腐敗を引き起こすため、常に土を乾き気味に保つ勇気が求められます。

秋(8月下旬〜10月):目覚めと植え替えの黄金期

朝夕の気温が20℃を下回り始める頃、待ちに待ったシクラメンの植え替え時期が到来します。

休眠させた球根は鉢から引き抜き、古い土を完全に落として根を1/3ほど整理します。一回り大きな鉢に、水はけの良い市販のシクラメン専用培養土(または赤玉土中粒5:腐葉土3:パーライト2の配合土)を用意し、緩効性化成肥料を元肥として少量混ぜ込みます。ここで絶対に遵守すべきプロの鉄則が、球根の頭頂部(クラウン)を土から半分〜1/3ほど露出させて植え付けることです。球根全体を土に埋めてしまうと、成長点に水が溜まり、秋の長雨で即座に腐敗します。植え替え後はたっぷりと水を与え、日陰から徐々に日なたへと慣らしていきます。

山田 真由
著者

山田 真由

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