報道各社の取材データやSNS上の言及傾向を分析すると、世間の反応は当時の一方的な断罪から、極めて複雑な二極化へと移行しています。
X(旧Twitter)や映画レビューサイトでは、『極悪女王』公開直後から「不倫の件で拒絶反応があったが、リング上の唐田えりかの覚悟を見て鳥肌が立った」「私生活と演技は別物だと認めざるを得ない」といった映画ファンからの絶賛が多数を占めました。一方、知恵袋や女性向け掲示板では「どれだけ演技が上手くても、妊娠中の妻を苦しめた過去は生理的に受け付けない」「被害者である杏さんと子どもたちがフランスで暮らしている横で、加害者が再婚して幸せそうにしているのは納得がいかない」という厳しい感情論も根強く残っています。
大手映画配給会社のプロデューサーは次のように証言しています。
「地上波テレビはスポンサーの意向が絶対であるため、今でも2人をキャスティングするのはリスクが高いのが実情です。しかし、映画やグローバル配信作品では話が別です。視聴者が能動的にお金を払って観るコンテンツにおいて、彼らが背負った『影』や『業』は、生半可な優等生俳優には出せない強烈なリアリズムとして機能しています」