現地を訪れるファンが真っ先に気にするのが、とうほう・みんなのスタジアム座席表と見え方の相関関係です。当スタジアムは日本陸連第1種公認の陸上競技場であり、全天候型400mトラック(9レーン)を周回させている構造上、サッカー専用スタジアムのようなピッチ間近の臨場感とは異なる空間特性を持っています。
スタンドは大別して「メインスタンド」「バックスタンド」「サイドスタンド(ゴール裏)」で構成されています。メインスタンドは個別シートが設置されており、段床の傾斜がしっかりと確保されているため、前の観客の頭が視界を遮りにくい設計です。特にメイン中央上段からは、選手同士の戦術的なポジショニングや全体のスペースメイキングが一目で把握でき、戦術眼を楽しみたいサッカーファンから高い支持を得ています。一方で、バックスタンドやサイドスタンドの多くは芝生席となっており、ピクニック気分でゆったりと観戦できる半面、ゴール前のアクションはどうしても遠目に映ります。双眼鏡を持参することで、プレーの細部まで見逃さずに追うことが可能です。
そして最大の注意点となるのが、とうほう・みんなのスタジアム屋根雨の日観戦におけるシビアな環境です。スタンド全体を包み込むようなドーム状の屋根はなく、スタンド上部にせり出したキャノピー状の屋根があるのはメインスタンド中央最上段エリアに限られます。この屋根下エリアの収容能力は約1,500席程度にとどまり、スタジアム全体の収容可能人数約21,000人に対してカバー率は極めて限定的です。
さらに、吾妻おろしの局地風が吹き込みやすい山麓の地理的要因から、風を伴う降雨時には「屋根下であっても前方5〜7列目付近までは雨粒が容赦なく吹き込む」という現象が発生します。Jリーグの観戦ルール上、スタンド内での傘差し観戦は視界妨害および安全上の理由から禁止されているため、雨天予報時はポンチョやレインコートの着用が不可欠です。あらかじめ大型のビニール袋(45L〜70L)を用意し、手荷物やリュックサックを丸ごと包んで足元に置く自衛策が、ベテランサポーターの間では鉄則となっています。