藤浪投手を語る上で外せないのが、2012年ドラフト1位で入団した阪神タイガースでの濃密なキャリアです。大阪桐蔭高校で甲子園春夏連覇を達成し、華々しく入団した藤浪投手は、高卒1年目から10勝をマーク。その後3年連続で2桁勝利を挙げるなど、瞬く間に球界を代表するエースへと駆け上がりました。
しかし、2016年以降は右打者の内角への抜け球や制球難に悩まされ、二軍での長期再調整を余儀なくされる苦しいシーズンが続きました。フォームの試行錯誤や周囲からのプレッシャーに抗いながらも、2022年には開幕投手を務めるなど復活の兆しを見せ、温かいファンの声援を背にポスティング移籍を勝ち取った経緯があります。
阪神時代の通算成績は57勝54敗、防御率3.41。数字以上のドラマと情熱を甲子園のファンに与え続けたからこそ、今なお「タイガースの藤浪」としての復活を望む声が絶えません。