法華経を根本経典とする在家仏教団体として、立正佼成会はしばしば創価学会と比較対象に挙げられます。しかし、両者の組織運営や教義解釈には根本的な違いが存在します。
創価学会が日蓮正宗の教義をベースに独自の排他性や強固な折伏(しゃくぶく)を展開し、公明党を通じて強固な政界パイプを維持してきたのに対し、立正佼成会は「新日本宗教団体連合会(新宗連)」の中核として他宗教・他宗派との対話を重視する寛容なアプローチをとってきました。強引な勧誘を避けるマイルドな方針は社会的な実態や評判としての安心感を生んだ反面、組織を鉄の結束で引き締め続ける求心力という点では脆弱さを生む要因にもなりました。