ネット上には、彼女のキャリアに関して事実とは異なる言説が定着しています。映画ジャーナリズムの視点から、特に拡散されがちな2つの誤解を正します。
誤解1:「脱ぎ損」で業界から干されたという俗説
過激な映画に出演した女優に対して、ネット掲示板などでは短絡的に「大胆な演技をした結果、清純派に戻れず仕事が激減した」という紋切り型の物語が当てはめられがちです。しかし間宮夕貴の場合、これは完全な誤謬です。彼女は国内外の映画祭で正当な評価を獲得しており、業界内での演技評価は一貫して高水準でした。仕事が減ったのではなく、本人が出演する作品の質と方向性を自覚的に選別するフェーズへ移行したというのが実態です。
誤解2:「引退して別業界へ転職した」という噂
もう一つの盲点は、改名によって生じた情報の断絶です。日本の芸能検索において、芸名が変わると検索エンジンのサジェストが分断され、旧名で追っていたユーザーは「消息不明=一般人への転職・引退」と誤認します。彼女は現在も桝田幸希として表現の最前線に立っており、決して表現活動を放棄したわけではありません。