華々しい活躍が目立つ常盤貴子ですが、そのキャリアは決して順風満帆なエリートコースだけではありませんでした。デビュー当時の1990年代初頭は、原宿でのスカウトをきっかけに芸能界入りし、CMや単発ドラマの端役など地道な下積み時代を経験しています。
そんな彼女の名を一躍全国区に押し上げた転機が、1993年放送のドラマ『悪魔のKISS』でした。新興宗教や借金苦に堕ちていく女子大生という極めて過激でセンセーショナルな役に挑み、新人女優としては異例とも言える体当たりのヌードシーンを披露。当時、清純派イメージが重宝された時代にあって、役にすべてを捧げるプロフェッショナルとしての覚悟を見せつけたこの演技が、業界関係者に強烈なインパクトを与え、本格ブレイクの足がかりとなりました。